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制約があるから楽しくなる

京都八百一本館オープンの際、館内で使用するピクトグラムを27点制作しました。

多くの商業施設では既存のピクトグラムを使用したり、それをデフォルメしたシンプルなものを使用しています。
京都八百一本館では六角通りにちなんで六角形の中に完全にオリジナルのピクトグラムを配置しました。
このように形の中にピクトグラムを配置すると一気に難易度があがります。
上下左右の余白に偏りがないように作る必要がでてくるためです。

また「タバコ」のようなシンプルな要素のピクトグラムと、「男女のオストメイト対応トイレ」のような複雑なものを
同じ線の太さで、六角形の中で違和感なく仕上がるというのが難しかったです。

たとえば男子トイレや女子トイレは問題なく作れても、
男女トイレのピクトグラム制作の際にバランスが取れない場合、
再度人物のボディバランスを検討し、男子トイレからやり直す…といった具合です。

また、「火気厳禁」と言ってもいろいろな表現が考えられるので、どれが一番わかりやすいかを検証していきます。
最初に思いついても、それが本当にベストなのか?を考えてほかに何かできる表現がないか手を動かしながら考えていきます。
(画像右のピクトが最終的に採用されたもの。)

制作する際には
・ピクトの線と線をどこまで近づけてよいか
・六角の形に線をどこまで近づけてよいか
などのルールをあらかじめ決めて、このようにガイドを引いてそれをもとに制作していきます。

ピクトグラムに限らず、デザインをする上でまず最初に基本のルールをたくさん作ります。
そのルールの中で最大限遊んだり、楽しめる工夫をすることで、
楽しさと美しさが共存するデザインになると考えています。